2012年02月11日

ジェノサイド



AWAKER'S-2012-01*02の
Chuyo Libraryで
紹介されました。

高野和明:著
角川書店:刊
価格1,800円(税別)

たいへんありがたいことに、ここを訪れる競輪選手の中に、わたしの本好きを知っている方がいて、おみやげに毎回、図書券をくださります。そのようなわけで、図書券をいただくたびに何らかの本を購入しているのですが、今回は、昨年から気になっていた本を手にしました。

ひさびさに小説です。だからといって、それだけの理由で本書をご紹介しているのではありません。また、どこかの選考で1位に選ばれたからという訳でもありません。

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posted by K at 16:57| 09文学

2011年12月31日

反哲学入門



AWAKER'S-2011-12の
Chuyo Libraryで
紹介されました。

木田元:著
新潮社:刊
価格1,575円

本書の著者である木田元氏は、哲学者になる前は、拳銃を懐に隠し持ちながら戦後の闇市で食いつなぎ、シベリヤに捕虜となっていた父親の代わりに家族を養っていたという異色の哲学者らしいです。

個人的には、こういう人は好きですね〜。
主観的な思い込みで申し訳ないですが、多くを見聞きするまでもなく、経験に裏付けされた思考の強靭さや幅の広さが伺えるからです。人生の深さみたいなものに触れる間もなく成長してしまい、頭と口先だけでいつもピーピーとのたまう方々とは格が違うと感じてしまいます。

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posted by K at 07:59| 01哲学

2011年12月15日

ことばと思考



AWAKER'S-2011-11の
Chuyo Libraryで
紹介されました。


今井むつみ:著
岩波新書:刊
価格840円(税別)

「言葉は世界を切り分けている」
「ところで言語が異なると認識(思考)も異なるのだろうか」

第一章と第二章に掲げられたこれら二つの問いが、そのまま本書のテーマとなり、以下に科学的な論証の例が挙げられてきます。

本書のテーマは、そのままこの何年かの間のカタヤマの問いでもありましたし、いまでもそれは少なからず続いています。そういった理由からも、大変興味深く本書を読ませていただきました。

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posted by K at 09:57| 08言語

2011年09月29日

日本を蝕む精神病理



AWAKER'S-2011-09の
Chuyo Libraryで
紹介されました。

著者:和田秀樹
発刊:KKベストセラーズ ワニの本
価格:830円(税別)

・・・〜頂いた本を斉理していますと、ちょっと気になる題名の本が目にとまりました。表紙には『日本を蝕む精神病理』、著者和田秀樹(精神科医)とあります。 

・・・〜〜本書のいう分裂病型人間と躁うつ病型人間という二つのタイプに、主観的(カタヤマ的)に、双方の中間型を加えて、勝手に三タイプとし、これを読み進めていくことで、本書の主張のに数多くうなずくことができました。

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posted by K at 11:28| 03社会科学

2011年05月31日

アルファベットの事典


AWAKER'S-2011-05の
Chuyo Libraryで
紹介されました。

著者:ローラン・プリューゴープト
訳者:南條郁子
発刊:創元社
価格:2,400円(税別)

人類はおよそ5000年前から、何らかの情報を表情、身ぶり、音声、言葉(音の組合せ)、絵、記号、文字(意味のある絵/記号)などで表現し、伝達してきたようです。

このような流れにあって、目 ― 脳 ― 手といった三つの器官を経由して表される文字は、各種の情報伝達手段が多彩に組み合わされた表現方法です。

文字が一文字だけ書かれていると、それは絵であるのか記号であるのか判断できません。文字が文字たる所以は言葉とセットになっているからであり、その言葉は意味を持つ音の連なりです。その連なる音が、手を通じて何かに刻まれて文字となります。

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posted by K at 18:04| 08言語

2011年05月01日

人類は21世紀に滅亡する!?


AWAKER'S-2011-04の
Chuyo Libraryで
紹介されました。

著者:糸川英夫
発刊:徳間書店
価格1,553円(税別)

徳間書店さんは、一般人からすると、けっこうびっくりするようなタイトルのご本を、数多くご出版なされます。
ご多分にもれず、本書もかなりびっくりなタイトルです。

しかし中身はなかなかのものです。
「日本航空史の父」「宇宙開発の父」とも称されたという糸川英夫氏*1が、齢80をこえて病床についていたある日、思う所あって本書をしたためた―― とのことらしいです。

太平洋戦争末期、物資も知識も十分に入らない状態で、ゼロ戦を凌ぐほどの当時最高水準の戦闘機「はやぶさ」の設計に携わった方だけの事はある・・・と感じさせる内容でした。


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posted by K at 00:13| 03社会科学

2011年04月01日

風の陣

AWAKER'S-2011-03の
Chuyo Libraryで
紹介されました。

著者:高橋克彦
発刊:PHP文庫
価格:『立志篇』680円(税込)、『大望篇』840円(税込)
『天命篇』760円(税込)、『風雲篇』720円(税込)


今から1300年ほどの昔、今回被災した福島の北部、そして岩手、加えて青森などのある北日本の地が陸奥(むつ)とよばれ大和朝廷の支配が完全ではなかった頃、西から攻め上げてくる弥生系王朝に追われた縄文系の豪族や蝦夷(アイヌ)、そして仏教導入と同時に蘇我氏に追われた物部氏などが、同じ追われた身として、この地に暮らしていた。

このころ中央では、聖武天皇が国家の安寧を祈願して、本体が銅、表面が金で覆われる大仏建立の詔を発した(天平十六年〈743年〉:奈良の大仏)。ところが時の日本には銅はあっても金はない。しかたなく唐より輸入するが、大仏の全身を覆うほどの金をそろえる事ができなかった。

ところが天平二十一年(749年)、陸奥から黄金が発見されたとの知らせが朝廷にもたらされる。
これより先、陸奥の国は黄金の国と目され、中央国家の標的の的となり、金略奪という明確な目的のもとに北陸侵略の歴史が深まる。

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posted by K at 15:18| 09文学

2010年12月27日

怒らないこと2


AWAKER'S-2010-12の
Chuyo Libraryで
紹介されました。

著者:アルボムッレ・スマナサーラ
発刊:株式会社サンガ
初版:2010年8月2日
価格:700円+税 *180

このところ初期仏教づいておりまして、スマナサーラ長老のご本をあらたに三冊ほど読ませていただきました。これでかれこれ20冊ほど拝読させていただいております。

いや、この方、というか、この方の口や頭を通じて伝えられる初期仏教の教えは、仏教の枠組みだけにとどめておくのはもったいないなあ〜ほどに、自然観の深い方だなとつくづく感じ入ります。

いえいえ、けっして現状の仏教に文句をいっているのではありません。それどころか枝葉などの詳細は抜きとして、スマナサーラ長老の口を経て出てくるブッダその人の語る教えは自然律そのものではないかと深く感じ入るわけです。ですから、ついつい。

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posted by K at 16:02| 01哲学

2010年12月03日

『龍樹』


AWAKER'S-2010-11の
Chuyo Libraryで
紹介されました。

著者:中村元
発刊:講談社学術文庫(1548)
初版:2002年6月10日

古くより西洋では龍(ドラゴン)は死と罪の象徴とされ忌み嫌われ、その龍を退治する者は英雄の証とされたようです。

ところがそこより東方、イラン高原を越え、インダス平原に入ると、そこでは人面蛇身のこの龍を神とあがめます。

インド文化の流れを受けた古代中国でも、龍は東方位を守護する四神のひとつとされ、中国文化の影響を多大に受けた日本でも龍は神獣でした。

龍のことをサンスクリット語ではナーガ[naga]とよぶそうです。そこに古代インドの英雄であるアルジュナの名を加えると、ナーガルジュナとなります。

ナーガルジュナとは、理論的に空観を基礎づけ、大乗仏教学派を大いに奮い立たせた龍樹(150年〜250年頃)その人です。

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posted by K at 17:25| 01哲学

2010年10月30日

『人間の思想の歩み』


AWAKER'S-2010-10の
Chuyo Libraryで
紹介されました。

山崎正一著
講談社現代新書276

ナーガルジュナ(竜樹)さんが伝われるように「主体とその働きは不可分である(八不*1)」 ―― とするならば「全知全能の神がいて、その神が何らかの働きをなす」という思考は、はなはだ矛盾している話とあいなります。

しかし、この矛盾こそが人間における思考のパターンであり限界であると捉えるならば「そりゃそうですね」と、落ち着いて自分たち人類のおバカに納得できそうな気もします。

さて、本書はその題名どおり、人類の起源から現代に至るまでの「人間の思想の歩み」をハイライト的に解説してくれている読みものです。また後半では、日本の思想の解説にかなりのページをさいてくれています。

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posted by K at 17:16| 01哲学